これから面接があるけど上手く受け答えできるか不安。。面接って緊張するんだよね。どんな質問がくるかわかんないし。ああ、面接怖いよー!
こう思っている人、多いんじゃないかしら?
わかるわ。確かに転職面接って一発勝負な面があるからこそ不安要素が満載なのよね。
ただ、安心しなさい。
現役の人事であるワタシが転職面接で聞かれる可能性のある質問をざっとまとめてあげる。
今回は第1回目。自己紹介/自己PRについての質問集よ。
質問に沿って回答の準備をすれば自分の経験や価値観がスッキリ棚卸できて、面接に備えることが出来るわ。なによりも面接に自信がつくはずよ。
- 現役人事が質問の意図をすべて解説
- すべての質問に回答のアドバイスあり
- 面接を突破するためのコツも伝授
- 自己紹介 / 自己PR についての質問
- 質問例一覧
- 各質問の解説
- Q1.自己紹介(PR)をお願いします。
- Q2.今までのご経歴をお聞かせください。
- Q3.あなたの強み(長所)を教えてください。
- Q4.仕事の中で強みを活かしたエピソードを聞かせてください。
- Q5.あなたの弱み(短所)を教えてください。
- Q6.弱み(短所)を克服するために何かしていることはありますか?
- Q7.日々取り組んでいることや、学んでいることはありますか?
- Q8.休日にはどんなことをされていますか?
- Q9.周囲からどのような人だと言われますか?
- Q10.人生の中で一番長く継続している(していた)ことは何ですか?
- Q11.現職であなたが評価されている点を教えてください。
- Q12.あなたのどのような行動が評価されたと思いますか?
- Q13.現職であなたの課題だと指摘されている点があれば教えてください。
- Q14.その課題をクリアするためにしていることはありますか?
- 面接を突破するためのコツ
- ブラックゆき姐のつぶやき
自己紹介 / 自己PR についての質問
質問例一覧
Q1.自己紹介(PR)をお願いします。
Q2.今までのご経歴をお聞かせください。
Q3.あなたの強み(長所)を教えてください。
Q4.仕事の中で強みを活かしたエピソードを聞かせてください。
Q5.あなたの弱み(短所)を教えてください。
Q6.弱み(短所)を克服するために何かしていることはありますか?
Q7.日々取り組んでいることや、学んでいることはありますか?
Q8.休日にはどんなことをされていますか?
Q9.周囲からどのような人だと言われますか?
Q10.人生の中で一番長く継続している(していた)ことは何ですか?
Q11.現職であなたが評価されている点を教えてください。
Q12.あなたのどのような行動が評価されたと思いますか?
Q13.現職であなたの課題だと指摘されている点があれば教えてください。
Q14.その課題をクリアするためにしていることはありますか?
各質問の解説
ゴリゴリ解説するわよ
Q1.自己紹介(PR)をお願いします。
特に指定なく「自己紹介をお願いします」といわれたら、
- 自分の簡単な経歴
- スキル/アピールポイント
- 応募先で活かしたい(活かせる)こと
を1~3分くらいで簡潔に話すのよ。長すぎ・短すぎは厳禁よ。
・端的にお話が出来る人かどうか(あなたの地頭)
・コミュニケーション能力
Q2.今までのご経歴をお聞かせください。
職歴に特化した自己紹介ね。
この質問に対しても大体1~3分くらいで話しましょ。
- どんな仕事をしてきたか
- 仕事をしてきた結果どんなスキルを持っているか
- そのスキルを応募先でどう活かすか
この3つがお話しできれば素敵ね。
職歴に関しては次の例みたいに、できるだけ実績の具体的な数字を織り交ぜながら話せるといいと思うわ。
・経験 / スキル
・端的にお話が出来る人かどうか(あなたの地頭)
・コミュニケーション能力
Q3.あなたの強み(長所)を教えてください。
「強みは●●」「なぜならば~」と最初に強みを伝えてから、その強みの根拠となるあなた自身の性格や仕事上でのエピソードを付け加えることをおすすめするわ。
会社の文化(企業理念とかビジョン、バリューとかね)と合致するような強みをアピールできると尚良いと思うわ。
・強みが希望ポジションで活かせるか
・強みの再現性があるかどうか(継続的に発揮できるものか)
Q4.仕事の中で強みを活かしたエピソードを聞かせてください。
強みに関しては現職でその強みを活かしたエピソードをきちんと用意することが大切。
Q3できちんとエピソードが話せなかったとしても、深堀してくれる面接官はこの質問をしてくれると思うわ。
- どのような課題があって
- 強みをどう活かして
- 結果どうなったか
この順番で話すと分かりやすいわね。
・強みが希望ポジションで活かせるか
・強みの再現性があるかどうか(継続的に発揮できるものか)
Q5.あなたの弱み(短所)を教えてください。
弱みについては「克服するために努力していることまで」セットで伝えるようにしましょ。
できれば、表裏一体で強みにもとらえることが出来る弱みをチョイスするといいわね。
・弱みが組織でカバーできるものか
・弱みを認識して改善行動が出来る人か(自己成長できる人か)
Q6.弱み(短所)を克服するために何かしていることはありますか?
Q5でアピールしそこねたとしても、深堀してくれる面接官はこの質問をしてくれると思うわ。
弱みを放置したままの人=成長しない人と捉えられてしまうからここはしっかり伝えたいところ。
・弱みを認識して改善行動が出来る人か(自己成長できる人か)
Q7.日々取り組んでいることや、学んでいることはありますか?
この質問にはできれば仕事に紐づくことを回答するのがいいわね。
何も難しいことでなくていいの。
ニュースを見ている、本を読んでいる、コミュニティに入って情報収集している、何かを意識している、みたいなことでもいいの。
付随して「その中で直近取り組んだ(学んだ)ことは何ですか?」といった質問も来るかもしれないから用意しておくと安心よ。
・向学心 / 業務への関心
・自己成長できる人かどうか
Q8.休日にはどんなことをされていますか?
この質問はあなたの緊張を解くためのアイスブレイクにも使われるわね。
ただ、気をつけて。この質問からあなたの素養や性格を見ようとしている面接官もいることは確かなの。
だから、「何もしていないですね」といった回答はNGよ。
少しでもポジティブに捉えられるように準備すること。
休日何もしていないよ~っていう人もいるかもしれないけど、本当にそうかしら?
例えば、次の例みたいな回答もありなのよ。
面接官にどんな印象を持たれるかを頭に入れながら、伝え方を工夫しましょ。
・緊張が解けたかどうか
・あなたのパーソナリティ
Q9.周囲からどのような人だと言われますか?
ワタシ、いつも思うんだけど、この質問って難しいわよね。
「あなたって●●な人だよね」って面と向かってあんまり言われないと思うの。
でも、聞かれたら回答しなくてはいけないから、わりきっていきましょ。
どうやって回答するかのヒントだけど、上司からのフィードバック・同僚/友人や家族との会話を思い出してみて。
何かあなたの人柄に関することを言われたことはないかしら?
特に思い出せなかったら、友人や家族に今聞いてもいいと思うわ。
最終手段としては性格診断ね。
いくつか診断してみて共通するパーソナリティがあったら、それが客観的にみたあなたよ。
・客観的に見たときのあなたのキャラクター
・会社やチームの雰囲気 / 人物像と合うかどうか
Q10.人生の中で一番長く継続している(していた)ことは何ですか?
これはそのまま、あなたの継続力やキャラクターを確認する質問ね。
特に短期間で転職を繰り返している人は聞かれやすい質問かもしれないわ。
スポーツ・音楽・特定のモノのコレクション・料理・食べ歩き等なんでもいいわ。
長期間継続しているものがあれば、必ずアピールの為にいつから続けているかを伝えるのよ。
あと、なぜそれを継続しているかも話せるようにしておくといいわね。
・継続力があるかどうか(≒すぐに転職しないかどうか)
・あなたのパーソナリティ
Q11.現職であなたが評価されている点を教えてください。
現職で評価されている点とその理由(エピソード)については話せるようにしておきましょ。
入社後に活躍できる人になるかどうかの判断材料に直結するから、結構重要よ。
え?そんなフィードバック受けたことない?
ちょっと思い出してみて。
何か感謝されたことだったり、喜んでもらえたことって今までなかったかしら?そういうことでもいいのよ。
もし、それでもないようだったら、「現職では具体的なフィードバックは受けたことないのですが、●●を心がけて仕事に取り組んでいました」といった形で乗り越えるのもありよ。
・客観的に見たあなたの強み
・入社後に活躍するイメージが持てるかどうか
Q12.あなたのどのような行動が評価されたと思いますか?
Q11に付随する質問ね。評価されていることの裏付けを聞いて、その行動が再現性あるものかを確認しているわ。
- 抱えていた問題(課題)
- あなたの創意工夫(●●だと考え、●●と行動した)
- 結果(評価)
この順番を意識して話すといいわ。
・評価された行動に再現性があるかどうか(継続的に発揮できるものか)
・偶然的な外的要因(市場が成長した等)ではなくあなたの創意工夫が評価されているか
Q13.現職であなたの課題だと指摘されている点があれば教えてください。
現職での指摘を露呈するのって面接するうえでマイナスポイントではないか?って捉えられがちだけど、ワタシはそうは思わないわ。
まず、弱み・課題を認識して、それを乗り越えた先に成長が待っているんだもの。
逆に弱み・課題がない!っていう人に成長性は感じないわ。
ただ、あんまりいないと思うけど、「遅刻癖がある」とか「態度が悪い」とかの指摘をされている人は直ちに改善しなさい。
弱みの質問と同じく、どんな改善活動をしているかまでお話しできると素敵よね。
・客観的に見たあなたの弱み
・自分自身で課題 / 弱みを素直に受け止めているか
・課題に対して前向きに改善活動ができるか(自己成長できるか)
Q14.その課題をクリアするためにしていることはありますか?
Q13に付随する質問よ。
課題をクリアするために努力していることに言及するまでを回答の1セットとしましょうね。
自分の課題をきちんと受け止めて前向きに努力をしている人は好印象よ。
課題をクリアするために何もしてなかった~!っていう人は今から努力を始めること。
できればこれからはその努力を続けるのよ。
自分自身の成長は財産にもなるし、市場価値も上がって、年収も上がりやすくなるわよ。
・自分自身で課題 / 弱みを素直に受け止めているか
・課題に対して前向きに改善活動ができるか(自己成長できるか)
面接を突破するためのコツ
4つのコツ
自己紹介/自己PR系の面接質問を突破するコツは4つよ。
①きちんと自己分析する
②エピソードを用意しておく
③質問に対する回答→その理由(エピソード)の順に話す
④話す練習をしておく
①きちんと自己分析する
自己分析は面接を突破するうえで欠かせないわ。
だって、自分自身をきちんと知らないとアピールできないでしょ?
普段なかなか「自分ってこんな人だ」って意識することなんてないと思うけど、自分自身の棚卸をしておくのよ。
方法は例えばこんな方法があるわよ。
●自己分析系の本を読んで進める
●質問集に対しての回答を考える
●無料の性格診断ツール(サイト)を使ってみる
●転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーにアドバイスをもらいながら進める
②エピソードを用意しておく
自己分析で知ったパーソナリティについて、必ずエピソードは用意しておいて。
エピソードがないと一気に信ぴょう性がなくなるわ。
面接官 「あなたの強みは何ですか?」
転職希望者 「私の強みは粘り強いところです。」
面接官 「では、その強みを活かした経験を聞かせてください」
転職希望者 「あ。えっと・・・。あの・・・。」
これでは面接官に(本当に強みなのだろうか?社内で発揮できなさそう・・・)って思われてしまうわよね。
自分自身のパーソナリティをアピールするために具体的なエピソードは欠かせないの。
ちょっと思い出すのに時間がかかったりするかもしれないけど、そこは頑張って。
いつでもエピソードを引き出せるように用意しておけば、面接に対しての自信もでてくるはずよ。
③質問に対する回答→その理由(エピソード)の順に話す
質問に対して最初に長々と理由を話しちゃう人、意外と多いのよ。
そして質問に対する回答ではなくてエピソードだけで終わっちゃったりね。
面接でそういう人に巡り合うと、正直残念な気持ちになるわ。
(仕事においてもコミュニケーションコストかかる人なのかしら・・・)って思うのよね。
話し方を意識するだけで変えられるものだから、是非とも意識してほしいわ。
まずは質問に対して簡潔に回答をする、そのあとにエピソードを話す!これ鉄則よ。
面接官
「あなたの強みはなんですか?」
転職希望者
「私は今の部署で売り上げが下がってきたとき新規開拓の顧客リストを整理してアプローチを行い、受注につなげました。」
⇒強みを回答してないわね。結局何が強みなのかわからないわ。
面接官
「あなたの強みは何ですか?」
転職希望者
「私の強みは問題解決力です。
今の部署で売り上げの低下という問題があったのですが、まずは見込みの高い顧客を受注に持っていくことが最善策と考えました。
そこで、新規開拓の顧客リストを見込み確度別に整理して、初回ヒアリングで聞いた悩みに対してソリューション提案を再度行いました。
その結果、3ヶ月で30件の見込み顧客の内、15件の受注につなげました。
このように問題が起こった時に解決策を考案し、行動まですぐに移していけるといった問題解決力が私の強みになっています。」
⇒質問に対しての回答から具体的なエピソードに入っていて分かりやすいわ。
④話す練習をしておく
声に出して話す練習をすることって意外と大事なのよ。
自分では回答が頭の中に入っているつもりでも、いざ面接で声に出して話そうと思うと、話せなかったりするのよ。
自己分析とエピソードの準備ができたら、何度もセルフ面接練習で何度も声に出して話してみましょ。これ、やるとやらないとでは大違いよ。
声に出して練習することは本当に大事。
あと、もし余力があればやってほしいことが1つあるの。
それは面接官になったつもりで、自分の回答の中で深堀されそうなところをピックアップすること。
例えば、さっきのこの回答でいうと、
転職希望者 「私の強みは問題解決力です。今の部署で売り上げの低下という問題があったのですが、まずは見込みの高い顧客を受注に持っていくことが最善策と考え、新規開拓の顧客リストを見込み確度別に整理して、初回ヒアリングで聞いた悩みに対してソリューション提案を再度行いました。その結果、3ヶ月で30件の見込み顧客の内、15件の受注につなげました。このように問題が起こった時に解決策を考案し、行動まですぐに移していけるといった問題解決力が私の強みになっています。」
例えば、こんな深堀の質問が考えられるわね。
- どのようなソリューション提案を行われたのですか?いくつか例を教えてください。
- 通常の受注率と比較すると高かったですか?低かったですか?
- 売り上げが低下してしまった理由を教えてください。
- なぜその策が最善策と考えられたのですか?
まあ、これをやってしまうとキリがないんだけどね。
だけどある程度、深堀された時のための準備できていると、より自信を持って面接に臨むことが出来るわ。
ブラックゆき姐のつぶやき
ここまで自己紹介/自己PRの面接対策を解説してきたけど、どうだったかしら?
少しでもあなたのお役に立てたなら、こんな嬉しいことはないわ。
ここからは辛辣にいくわよ。覚悟して読むことね。
まず、声を大にして言いたいのは面接は「会社と転職希望者の立場は対等よ」ってこと。
ついつい、「人を選ぶ側」の会社の方が立場が上なのではないかって思っちゃいがちだけど、あなたも「会社を選ぶ側」なのよ。
ただ、会社の方が立場が上って思っている面接官もまだいるのが現実なの。
そんな面接官、採用業務に携わるものとして喝!だわ。
もし、面接で高圧的な態度を取られたり、失礼なことされたら、そんな会社こちらからお断りしちゃいなさい。
面接で変な態度をとる面接官を出してくる会社が良い会社なケースなんてほとんどないわよ。
一例になるけど、こんな質問や対応をされたら要注意ね。
ちなみに逆も然りよ。
面接官は、あなたの根本の人柄・性格を見ようとしているわ。
たまに「専門職の領域だからわからないでしょ?」といった雰囲気の人がいたりするけど、面接官をなめてかかると、即、見抜かれて不採用になるわよ。
最初に言ったけど、「会社と転職希望者の立場は対等よ」。
面接官・転職希望者ともにまずは貴重な時間をとって面接に臨んでくれたことをお互いに感謝する気持ちから面接を始めましょうね。
それでは、あなたの転職の成功を応援しているわ。
また次の記事で会いましょう